キッズスクール

キッカケは遊びから

近年、著しく子供たちの運動能力が低下していると感じています。
これはスポーツの競技力を上げる、または指導するにあたって、とても大きな妨げになります。

私たちが子供の頃は、「遊ぶ」といえば近所の公園でした。
公園に行けば必ず何人もの誰かが遊んでいました。
そして「みんなでサッカーしようぜ！」とか「野球しようぜ！」「ポコペンしようぜ！」などと誰かが言いだし、「おまえもやる？」「一緒にやろうぜ！」と、あっという間に仲間の輪ができ何かが始まっていました。

当時の子供たちはそういった環境のもと、遊びに夢中になり身体を動かすことで、スポーツに必要な様々な動作を自然と身に付けていたような気がします。
動作はもちろんのこと、「負けたくない」「勝ちたい」という気持ちが芽生え、そのためにどうするのか？を考えるようになっていきます。
それは単純に「頑張って走る」などの精神面はもちろんのこと、相手の「心理を読む」という『駆け引き』にも発展していき、「勝つために何かもっと良い方法はないか？」と子供なりに考えるようになります。
これは相手が機械では習得できないものです。
相手が人だからこそ習得できるものです。
当時の子供たちは、これらの様々な相乗効果によってたくさんのことを学び、幼少時代から遊びのなかで自然と身に付けていったように思います。

今は時代の流れもあり、例えばゲーム機器の進化と普及により、子供たちの「遊び」の内容は大きく変容しています。
また、様々な物騒な事件が相次ぐ中で、『一人で公園に行かせるのは不安だ』という保護者の方も増えてきました。
そんな時代背景もあることで、「外で身体を動かしてみんなで遊ぶ」機会が、著しく減少傾向にあることは間違いありません。

今思えば、当時の「みんなで遊ぶ」は『スポーツをする』だったのかもしれません。

そんな場を提供しているのが、このキッズスクールです。

サッカーの専門的なトレーニングを積んでいるわけではなく、「様々な動作の習得や、ボール感覚の養成、そして勝負事に対する執着心」などを、『サッカーボールを使ってみんなで遊ぶ』なかで養っていく方針で行っています。

そこからサッカーに興味を持ち、本格的に「サッカーが上手くなりたい！」と思ってくれる子が一人でも増えたら嬉しいなと思っています。

キッカケは遊びから。

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